オイラの生い立ち
ある日、山奥に住んでいるおばぁちゃんが番犬にしている(?)産みの母から4人の兄弟と共に登場。
知り合いを通して見に来た、人間。
歩いてるのか、転がってるのかわからないくらい小さいオイラ達。
なぜかわからないが精一杯の愛想を振り撒く。
人間達は、オイラ達を一人一人抱き上げ、チョット恥ずかしい所を確認し、「オッス」だの「メッス」だの「キッス」だの言ってる。(最後のは盛りました。)
抱かれたり、呼ばれたり、追いかけたり、なんだかんだ色々遊んでもらってご機嫌なオイラ達。
ほぉほぉ。人間と遊ぶのも楽しいものだ。
「ドノコニスル?」「イチバンツイテキタコ。」
人間が何か話してる。
何を言ってるのかわからないけど、遊んでもらおうと駆け寄るオイラ。
「ケッテー‼︎」
?
⁇ケッテー?蹴って?
蹴っていいの?いやいや、だめでしょ?
何だかよくわからないけど、オイラに決まったらしい。
そしてバシャバシャと篠山紀信並みに写真を撮り、イヤん!オイラ達、何も身にまとってませんのよ
…しばらくしてもう一人決まったらしい。
どうやら、オイラともう一人の世話人が変わるらしい。
オイラは見に来た人間に、もう一人は人間の友達のところに行く事になった。
兄弟達と離れるのは寂しいけど、新しい世話人との生活も楽しみだった。
帰り道、一緒に連れられて来た兄弟は人間の友達夫婦の家へ。再会を誓ってお別れした。オイラの弟をヨロシク。
おっと。言い忘れてたけど、オイラ、兄弟の中で一番大きいから、たぶん長男。
んで、人間達はホームセンターへオイラのごはんやらトイレやら、色んな物を買って帰宅。
どうやら、「子犬がいるよ」と聞き、見に行き、連れて帰るという
ノープランで、イケメンモテ男も真っ青な速攻さで、オイラをお持ち帰りしたらしい。
この、計画性のないお二人がオイラの世話人①とうちゃんと、②おかあちゃんである。
因みに、後に聞いたお話し。
他の兄弟、一人はとうちゃんの親戚。一人はおばぁちゃんの知り合い。残りの一人は、産みの母と一緒におばぁちゃんと。
それぞれ、世話人が決定したらしい。
こうして新しい世話人との生活が始まったのでした。
ペリでした。